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虫歯とは、おクチの中の虫歯菌が糖分からつくるネバネバ成分が、歯の表面に付着してプラーク(歯垢)を形成し、そこでも糖分をエサに酸を出し、歯を徐々に溶かす病気です。身近な病気だと油断して放っておくとどんどん進行し、やがて歯を失う可能性があるこわい病気なのです。

神戸市北区の鈴蘭台駅から徒歩1分の通いやすい歯医者「香山歯科クリニック」では、できるだけ痛くない虫歯治療をご提供しますので、「虫歯かな?」と気づいたときには、お早めにご相談ください。

虫歯治療はもちろん、
どのような治療でも
可能な限り削らない、できる
だけ痛くない試みをしています

~『ドックスベストセメント
(Doc's Best)』~

~『ドックスベストセメント(Doc's Best)』~

虫歯治療では、虫歯菌に汚染された歯質を取り除いて進行を抑えます。現在の歯科治療素材では天然歯に勝る人工歯はありませんので、治療の基本は虫歯部分だけを除去して、「健康な歯質を多く残すこと」です。

ところが、虫歯治療といえば「注射をしてから、ドリルで歯を削る……」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか? そして思い浮かぶのは「痛い」治療でしょう。

ドックスベストセメント 11,000円

※別途、被せものの費用がかかります

~『ドックスベストセメント(Doc's Best)』~

しかし、歯科医療の進歩により、歯をほとんど削らずに薬の殺菌作用を利用する方法が開発されています。それが「ドックスベストセメント(Doc's Best)」です。主成分が人間の血液中にも含まれる銅イオンなので、こどもからご年配の方まで安心して使えます。ほとんど削らないため、麻酔不要で、治療中も痛む心配がありません。

『ドックスベストセメント(Doc's Best)』のメリット

H5タイトルが入ります。タイトルが入ります。

削らないので痛くないのが大きなメリットです。そして人にやさしいメリットもあります。それは人体に含まれる成分なのでアレルギーの心配がなく、人体に害がないうえ、薬剤耐性菌がつくられないからです。さらに、虫歯菌を殺菌する成分の作用が半永久的に持続して、治療した部位が虫歯になりにくいのもメリットです。

治療には特殊なトレーニングが必要で歯科医師の熟練のテクニックや経験が求められますが、歯の寿命を延ばすことにつながります。また含まれるミネラルの作用により、じっくりとではありますが歯の再石灰化が促されるのもメリットです。

抗生剤で虫歯を治療
~『3mix法』~

H5タイトルが入ります。タイトルが入ります。

特殊な抗生剤を使用して虫歯菌を不活性化する方法です。3種類の薬剤(抗生物質)を虫歯部分に設置して虫歯菌のはたらきを抑えます。歯を削る量を抑えられるので、痛みが少ない虫歯治療法です。

歯の中の神経にまで達した重度の虫歯の治療の際にも治療回数を減らせる可能性が高まり、さらに、これまでは抜髄(ばつずい:歯の神経除去)をしなければならなかった状態でも、薬剤を使えば神経を残せるかもしれません。歯根にまで達した虫歯でも、抜歯をせずに治療できることもあります。大切な歯や神経を残せる可能性が高まる治療方法です。

3mix法 3,300円
『3mix法』のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 神経を残して治療できる可能性がある
  • 歯を削る量や治療時の麻酔の量が少なくてすむ
  • 治療回数が少ない
デメリット
  • すべての虫歯に適応する訳ではない
  • 処置後、歯の石灰化に約3ヶ月程度かかるので完治までが長い
  • 殺菌・自然修復を促す方法のため、処置後定期的なチェックが必要となる
3mix法の流れ

(1)可能な限り虫歯を除去後、3mixを貼薬します
虫歯を出来る限り除去した後、3mixを貼薬し仮の詰め物をします。

(2)約1週間後に症状をチェック
薬剤が患部に効いているか、痛みが治まっているかなどを確認するため約1週間後に症状をチェックします。この時に痛みが治まっていたら次の処置に進みます。

(3)セメントを入れ、最終の詰め物をし完了です
最後に詰め物を行うため、セメントを入れます。当院では通常のセメント以外にドックスベストセメント
という虫歯の再発を防ぐ効果があるセメントもご用意しています。ドックスベストセメントは虫歯菌を殺菌する成分の作用が半永久的に持続し、治療した虫歯の再発を防ぐ効果が期待できます。
セメントを入れた後最終の詰め物をして治療終了です。

痛みの少ない虫歯治療を行うために~麻酔の工夫~

治療中に痛みを感じないようにあらかじめ麻酔をします。その麻酔のための「注射」が苦手な方も安心してください。注射の痛みを大幅に減らすためのさまざまな工夫をしています。

  • 表面麻酔

    注射針を刺すときの「チクリ」とする痛みをできるだけ小さく抑えるために、歯ぐきの表面に塗り薬やスプレーをかけます。その部位の感覚がマヒするので、注射の痛みをほとんど感じないで済みます。

  • 極細の注射針

    針は細ければ細いほど、注射の際の痛みを小さくできます。当クリニックでは歯科で採用されているもっとも細い針を使います。

  • カートリッジウォーマー

    カートリッジウォーマー

    冷たい物を触ると体温との温度差により「痛み」を感じることがあります。注射する麻酔液が体温より低いと、「痛み」を感じやすいので、あらかじめ体温近くまで注射液を温めてから使用します。

  • 電動麻酔器

    電動麻酔器

    注射液は少しずつ、そして安定して注入すればほとんど痛みを感じません。電動麻酔器は注射の際に、麻酔液をゆっくりと一定の圧力で注入できます。これが痛みの軽減につながるのです。

虫歯の進行具合によって
治療の内容も変わります

虫歯の進行具合によって治療の内容も変わります

歯はバリア機能のあるエナメル質で覆われています。比較的かたく、虫歯菌が産出する「酸」への抵抗力が高めなので、エナメル質の虫歯の進行はゆっくりです。しかし、エナメル質の内側にある比較的やわらかい象牙質ではどんどん汚染が広がります。

虫歯が小さく、あまり進行していなければ治療は比較的かんたんです。しかし悪化すればするほど治療が複雑になり、治療期間が長引き、治療費もかさみます。また治療せずに放っておくとやがて歯を失うかもしれません。そして困ったことに歯を1本失うと、おクチ全体の歯が動き、噛み合わせのバランスがくずれ、それがおクチ全体の健康を損ねてしまうリスクを負うのです。

「虫歯かな?」と思ったら、できるだけ早く診療を受けておクチの健康を守りましょう。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

進行段階 状態 おもな治療法

C1【エナメル質の虫歯】

C1【エナメル質の虫歯】

歯の表面のエナメル質が溶けだし、黒ずんでいる状態です。「しみる」「痛む」などの自覚症状はまだほとんどありません。 虫歯菌に汚染された部分を取り除き、レジン(歯科用プラスチック)で修復します。

C2【象牙質に達した虫歯】

C2【象牙質に達した虫歯】

象牙質は刺激が伝わりやすいので、「冷たい物を口にするとしみる」「甘い物を食べると痛む」などの症状があらわれはじめます。 虫歯菌に汚染された歯質を取り除く、または細菌を不活性化させて、インレー(詰め物)やクラウン(被せ物)で失った歯質部分を補います。

C3【神経に達した虫歯】

C3【神経に達した虫歯】

歯の内部の神経にまで汚染が進んでいるので、何もしなくてもズキズキ痛みます。 必要に応じて「根管(こんかん)治療」を行います。そしてその上に支台を立ててクラウンを装着して歯の機能回復をはかります。

C4【歯根に達した虫歯】

C4【歯根に達した虫歯】

歯の大部分が汚染された状態です。神経が死んだあとは痛みを感じなくなりますが、歯根の先に膿が溜まるとふたたび激しく痛みます。 ほとんどの場合、抜歯が選択されます。抜歯後、入れ歯やブリッジなどの治療を選択して歯の機能回復をはかります。

PICK UP

【虫歯にならないような予防が大切です】

虫歯も歯周病も発症したらできるだけ早く治療して進行を止めましょう。そして、それよりもおすすめなのが予防です。どちらのおクチの病気も発症と進行のメカニズムが分かっています。歯や歯ぐきにこびりつくプラーク(歯垢)や歯石を放っておくとそこから発症しやすいので、毎日の歯磨きによる口腔ケアだけでなく、定期的な歯科医院でのメインテナンスが予防につながります。また発症しても自覚症状があらわれる前の早期発見・早期治療につながりますので、定期検診がおすすめです。

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歯の神経にまで達した重度の虫歯をそのまま放置すると抜歯が待っています。しかし、歯を失うと「顎の骨がやせる」「まわりの歯が傾く」「噛み合う歯が伸びる」「噛み合わせのバランスがくずれる」などのリスクを負います。そのため、自分の歯をできるだけ残すことが、おクチ全体の健康につながるのです。そこで抜歯を避けて歯を残すために行うのが「根管(こんかん)治療」です。

重度の虫歯でも
歯を残すために
~根管治療~

重度の虫歯でも歯を残すために~根管治療~

歯の中の神経が入っている細い管を根管といいます。根管治療とは、この根管内から虫歯菌に汚染された神経や歯質などを除去して、内部を洗浄消毒してから、薬剤ですき間なく満たして密閉する処置です。根管は細いうえに、歯によっては何本にも枝分かれしていますが、その内部をすっかりきれいにしなければなりません。細菌を残してしまうと歯の内部で虫歯が再発し、すでに抜歯に近づいている歯を残せる可能性がぐんと減ります。歯を残すためには、歯の神経を抜く「抜髄」の治療の精度を高め、再発させないことが大切です。 治療には1ヶ月~半年ほどかかる場合がございますので、難症例となった場合には提携先の病院をご紹介いたします。

根管治療の流れ

  • 【1】根管の清掃

    【1】根管の清掃

    根管内部の神経や血管、歯質などを、ファイルという器具を使って取り除きます。内部に細菌を残さないことが大切です。

  • 【2】薬剤の充填

    【2】薬剤の充填

    根管内部にすき間をつくらないように、垂直または側方に向かって加圧しながら薬剤を充填します。そして密閉します。

  • 【3】被せ物の装着

    【3】被せ物の装着

    密閉後はコア(土台)を形成し、その上に被せ物を装着して歯の機能回復をはかります。